第62回日本栄養改善学会学術総会は、九州・沖縄支部の担当で、平成27年9月24日(木)~26日(土)、福岡国際会議場および福岡サンパレスホテルにおいて開催いたします。健康づくりや栄養改善に関わっておられる多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
本学会は栄養学と健康科学の振興を図り、エビデンスに基づく実践栄養活動により、国民の健康増進に寄与することを目的としています。高齢化の進展にともなう医療・介護費の負担増を軽減し、健康寿命の延伸を実現させるには、生活習慣病の発症予防と重症化予防が不可欠です。食を通して健康づくりやQOL向上、傷病者の栄養管理等を担う実践現場に、科学的根拠と的確な活用手段(ツール)を提供する実践栄養学が益々重要になっています。
今回の第62回大会では、九州・沖縄8県の学会員が連携して、他学会や団体、企業等のご協力ご支援を得、「実践栄養の連携と展開」をメインテーマに、サブテーマ「食べることは生きること、 繋がること」に食育基本法制定10年目を反映させて、「九州・沖縄で、オ・モ・テ・ナ・シ!」をキャッチフレーズに、全国の学会員と関連の皆様をお迎えすることにしています。
この度の学術総会では、第1日目の特別リレー講演「健康な食事の連携と展開」から、最終日の市民公開シンポジウム「和食文化継承と減塩」まで、産官学連携あるいは他学会・団体と合同で、栄養学と健康科学の更なる振興を図ると共に、最新のエビデンス等も踏まえた各種シンポジウムを開催いたします。また、教育講演では実践栄養に関わるトピックスを取り上げ、各分野の第一線でご活躍の先生方から有意義な話題をご提供いただく予定です。また、「実践栄養学オープンラボ」など初めての試みあり、ご参加下さる皆様の知的好奇心を満足させ、日々の業務に役立てていただけるよう努めております。
また、ランチョン弁当は主食・主菜・副菜が揃った600kcal・食塩相当量2g未満の「減塩ヘルシー弁当」で、懇親会や物産展では九州・沖縄らしさを演出、皆様に新しい出会いと楽しい思い出を持って帰っていただければ幸いです。九州・沖縄8県の学会員とともに、皆様と博多でお会いできますことを楽しみにいたしております。
なお、当学会終了翌日の27日(日)午前、同国際会議場において、第4回日本栄養学教育学会「栄養学教育のあり方を考える」を連携開催いたします。医学教育学会や看護学教育学会同様、今後の栄養学教育のあり方について、皆様とともに考える機会になれば幸甚です。
平成27年8月吉日